うさぎさんの楽しいゲームライフ

主にマジック・ザ・ギャザリングについてですが、ボドゲや雑記についても書いてます。

MTG四方山話:フレーバーテキスト

MTGの醍醐味と言えるのが、フレーバーテキスト(*´з`)

このフレーバーテキストはカードのイメージとか雰囲気とかを醸し出すのにも一役買ってくれる貴重な情報だ。

もちろん他のTCGでも印刷してあるものもあるけれどMTGの場合は一味違う。

国産の漫画やアニメ、ゲームから始まったTCGは原作こそ存在するものの、カードに記載されているフレーバーテキストはあまり物語りに触れる事がないものが多い。

反対にMTGは物語その物が一般的に流通されていない(少なくとも日本国内では)ので、お話を辿るためにはカードの名称や絵柄、そしてフレーバーテキストを見てみないと詳細がわからないようになっているんだ。(*´з`)

さぁ今回はフレーバーテキストについて語っていくよ。(=゚ω゚)ノ

さて、このフレーバーテキストにはルールに関する情報は一切入っていない。

フレーバーとは英語で匂いとか味って意味さします。この場合雰囲気を演出する文章って意味ですね。

もちろん遊ぶ上では一切読まなくても問題ないので、スルーしてしまう人も多いんですが。(=゚ω゚)ノ

カードの強弱に関係しないので、4枚デッキに積んでいて、毎回カードを見ているのにフレーバーを読んだ事すらない場合もあるんだよね。(;^ω^)

でも、それはもったいない。( ゚Д゚)

大いにもったいない!( ゚Д゚)

このフレーバーテキストは読み込めば読み込む程に味があり、MTGが対戦する為だけに作られているわけじゃない事が良くわかるんです。

古参のMTGプレイヤーは古いカードを思い出して欲しいのですが、昔はMTGにも大仰なストーリーも無くフレーバーテキストには有名な文学作品からの引用が目立ちました。

色々ありますが、シェイクスピアや聖書などからの引用が目立ちますね。

 

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セゴビアの大怪魚:旧約聖書 ヨブ記
神の怒り:リア王

 

ミラージュブロックからはウェザーライト号をめぐる物語、俗にいうウェザーライトサーガがスタートします。(=゚ω゚)ノ

この頃から日本国内のMTGユーザーが増え始めました。

この頃の有名なフレーバーテキストはやはり【昼と夜の恋歌】でしょうか。(=゚ω゚)ノ

ミラージュブロックのカードのフレーバーテキストの端々にこの詩からの引用文が見受けられます。

各カードに記載されているフレーバーテキストを全て繋げれば長い1つの詩になる事はわかっていましたが、

割と最近まで、この詩の全文はわからずじまいでしたが、少し前にこの詩の全文が公開されたんですよね。

http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/nightandday.html

(参考までに)

元々素敵な詩だったので、いつか全文を拝みたいと思ってましたが、読めてよかったです。

ちなみにウサギさんの好きなカード【満たされぬ思い】もこの詩から引用されてます。(=゚ω゚)ノ

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フレーバーテキスト:『昼と夜とが重ならぬよう、わたしはあなたと離れて暮らす。空の彼方にあなたを見ながら。/愛しい人よ、どうしてあなたは変われない。どうしてわたしは変われない。』

 

近代MTGからすればカードの効果はとても強いとは言えませんが、当時はカード名とイラスト、そしてフレーバーの一体感に感動したのを覚えています。

遠い地で愛する人を思う。ディーアレクサンダーグレゴリーの絵が当時ウサギさんは大好きでした。(=゚ω゚)ノ

そして何よりこのフレーバーです。(;^ω^)

この前後の詩を読むと更に絵に感情移入でるんですよね。

強い、弱いではなく、カードその物が美しいです。(=゚ω゚)ノ

フレーバーテキストに物語の重要な要素を入れ始めたのもこの頃からでしょうか。

その系譜は今でも受け継がれていますが、とりわけ物語りに関わるカードは注目のストーリーカードとして分かりやすくなってますね。

さて、ローウィンくらいから物語にプレインズウォーカーが出始め、多次元を渡って物語の時間が進むようになりました。

ここから、また違ったフレーバーテキストの楽しみ方が出来るようになったんです。(=゚ω゚)ノ

それは過去に題材になった次元のカードのその後の話が垣間見れるようになったこと。

例えば旧イニストラードブロックで出てきた、井戸にコインを投げて願いをする女の子の絵。

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これが、異界月になるとこうなります。

 

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フレーバーテキストを読むと、なんとも切ない話になってしまいました。(;^ω^)

直近の話題だと、やはり灯争対戦のカードがホットでしょうか。

 

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パルへリオン!しかもマーク2ですよ。マーク2!(=゚ω゚)ノ

そもそも1号機はどうなったのか!?とか無粋な質問をしてはだめです。(;^ω^)

なぜか?それはこの手の響きは男の子の夢そのものです。

しかもボロスの所要施設が変形するのは胸熱です!(=゚ω゚)ノ

いつの時代も巨大ロボットや戦艦ものは男子の心をくすぐるんですよね。

この新たな機体についての強い弱いは別としますが、このイラストはラヴニカのギルドに収録されていた、ボロスのギルドランドにちょこっとだけ絵がかかれています。

 

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ね?奥の方に描かれてるでしょ?(=゚ω゚)ノ

これをもう少し時間軸を過去に戻します。

エキスパション名はギルド門審判!(=゚ω゚)ノ

ここでのギルドランドをみてください。

 

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フレーバーテキスト:『燃え盛る熱情と恐ろしいまでの技術によって、見るもおぞましく致死的な美が創られる。

なるほど。この時点で何が創られていたのかお分かりですね。(=゚ω゚)ノ

そう。パルへリオンに違いない!(=゚ω゚)ノ

ね?すでにこの時点でこのマーク2は完成されてたんですよ。

ボロス軍の密かな計画はここからすでに始まってたに違いない!(=゚ω゚)ノ

パズルのピースがカチッとはまると気持ちが良いのもありますが、物語が時間を超えて教えてくれる思わぬ伏線に思わずニヤリです。(=゚ω゚)ノ

色々ありますが、フレーバーテキストや絵を追いかけると物語の一端を垣間見えて思わず笑っちゃいますね。

さて、笑ってしまうと言えば、シュール系のフレーバーも見逃せません。

シュール系というと、物語上は殆ど重要なテキストではないんですが、思わず笑いを誘う文言がそれにあたります。

ウサギさんの好きなのは【ゴルゴンの首】です。

これはテーロスブロックにあった装備品で、付けたクリーチャーは接死を得るという、リミテッドでも割と使いでのあるカードでした。

 

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フレーバーテキスト:『ゴルゴンを倒したのか?ならば見せてみよ。-イガルス王、最後の言葉』

……見ての通り、ほんとにシュール。

小説やゲームでファンタジー作品に触れた事のある方には有名な話ですが、この手の怪物の目を見ると石化してしまうという伝説があります。(;^ω^)

それを知っている人間から見ると思わず吹き出してしまう何とも滑稽なお話です。

ゴルゴン(メデューサ)を退治した勇者に王様が、その証拠を見せろ!と言う。

そしてそれが最後の言葉となる。(=゚ω゚)ノ

『あ~王様直接みちゃったか~馬鹿やなぁ~』ですね。(;^ω^)

ラヴニカの献身のカードならば、【地下墓地のクロコダイル】が秀逸ですね。(=゚ω゚)ノ

 

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結局どんぐりの背比べだったと。(=゚ω゚)ノ

この秀逸なフレーバーテキストはレアリティに関係なく、端々で盛り込まれてきます。

もしこの記事をお読みの方がいらしたら、自分が使っているカードのフレーバーテキストをぜひ見直してみてください。(=゚ω゚)ノ

きっと新たな発見があります!

そしてみなさんもお好きなフレーバーを見つけて下さいね。(=゚ω゚)ノ

そんなところで今日の雑談はいかがでしょう?