第5話:作るデッキを決めよう!
カードを集める為に必要なのはまず、「何のフォーマットのデッキを作るか?」をハッキリさせる必要がある。
やはり一番支流なのはスタンダードなんだけど、挑戦の内容を考えるとローテーションによるエキスパションの影響は無視できない。
かといってパウパーみたいな、そもそも値段が安いカードだけでデッキ作成するのも意味が無い。だって簡単に作れちゃうしね。
モダンやレガシーならローテーションを気にしなくても良いけど、年々値段が上昇しているカードも多くなってきてるしなぁ。
仮に挑戦するとして、果たして1年間で「Underground Sea」を1枚でも手に入れられるのか?……う~ん考えどころ。
まずは、自分の好みに合ったデッキやカードの値段などの情報収集だ!
まぁWebで検索するのが手っ取り早いけど、実際に使ってる人の意見が聞けるのがショップの良い所さ。
友達複数に意見を求めてみる……考えた結果……よし、モダンにしよう。
理由1:スタンダードはローテーションがあり、1つのデッキを作るのに時間が掛かるこの挑戦には不向き。
理由2:レガシーはローテーションこそ無いが、カード1枚1枚の値段が高騰し続けており、一部の例外を除いてデッキが作れない可能性がある。
理由3:パウパーはそもそもカード1枚の単価が安いので簡単に作成できてしまい挑戦の意味が無い。
理由4:統率者はそもそも定番のアーキタイプが無いので幾らでもカードに妥協が出来てしまう。
理由5:周囲にもモダンを遊んでいる人は多く、大会も頻繁に開催されているので1回作れば長く楽しめる。
フォーマットは決まった。では作成するデッキは何が良いだろうか?
例えばジャンド。これはフェアデッキの代表格であり、不利な敵が少ない。デメリットとしては不利が無い分、有利も無い。
強さは折り紙つきだが、タルモゴイフやヴェールのリリアナ等の1枚が5000~1万円するカードが数多く必要になる。
親和、感染、ウルザトロン。これは前尖りなデッキの代表格。有利不利や対策のされ易さがハッキリしているデッキたちだ。
但し、必要なカードも専用カードが多く、一部を除いて全体的に安く手に入るのが特徴。
作るデッキの条件
条件1:値段が高すぎない。今回の挑戦を考えると、ここは外せない。
条件2:結果を残せる。いくら安いとは言っても大会の結果を残し辛い様なファンデッキは除外。
条件3:使ってて楽しい。値段に関わらず、使っている本人が楽しくなければ使う意味が無い。
結果……赤白バーンかな。この辺が無難な選択だろう。
理由1:タルキール覇王譚でフェッチランド、ラヴニカのギルド以降にてショックランドが再録されており、必要なマナベースが手に入りやすい。
理由2:マスターズやバトルボンド等の特殊セットの発売に伴い、稲妻や溶岩の打ち込み等の強いカードの再碌が目覚ましい。
理由3:カードの大多数が1,000円前後とお手頃価格が多い。
理由4:前尖りなデッキであるが、火力やランド等のパーツは他のデッキを作成するときにも流用できる。
理由5:バーンという温故知新なデッキではあるがボードアドバンテージに依存しないデッキは対策され辛い。
……よし当座の目標は定まった。
これからは目標に向けて前進あるのみだ!